よくある現場の事故事例
現場ではさまざまな種類の事故が発生しています。
実際に現場で働く作業員が体験した、重大な事故に発展したかもしれない危険な出来事
(ヒヤリ・ハット)の一部を紹介します。
ご紹介の内容は全て厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。
転落・墜落

枠組み足場の作業床で転倒しそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 足場上での移動
《ヒヤリ・ハットの状況》 建設工事現場において、作業床の上で布板を結束してあった番線につまずいたが、とっさに枠組足場の筋交いにつかまって、転倒をまぬがれた。
《対策》 建設現場の足場は、段差がないように組み立てるとともに、よく点検して番線や紐など足が引っかかるおそれのあるものを放置しない。
墜落・転落

足場の組立工事で足場上を歩行中、
足場板のツメが破損して板が傾き、
バランスを崩して転落しそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 足場上での移動
《ヒヤリ・ハットの状況》 建築工事の現場で足場組立工事をしていて高さ5mの足場上を歩行中、突然足場板のツメがちぎれて乗っていた足場板が傾き、バランスを崩して転落しそうになった。
幸い安全帯を着用していたので5m下には墜落せず、右ひざの軽い擦り傷ですんだ。
《原因》 足場板の事前の点検が不十分で、ツメ取付け部の劣化に気づかなかったこと。
《対策》 目視でいいので足場板の事前点検を必ず行うこと。
墜落・転落

塗装作業中、はしごから墜落しそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 塗装
《ヒヤリ・ハットの状況》 2階建住宅の外壁塗装工事現場において、建物の壁面にはしごを立てかけ上から3段目付近で塗装作業を始めようとしたときに、はしごを固定していなかったため、地面に墜落しそうになりヒヤッとした。
墜落・転落

桁上の作業者にクレーンの積荷が接触しかかり、
転落しそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 建方
《ヒヤリ・ハットの状況》 木造住宅の建方作業中、移動式クレーンで木材の梁を設置しようとした時、桁の上で作業中の作業者に吊荷が接触しそうになり、作業者はバランスを失い、危うく転落しそうになった。
転倒

ダンボール箱をかかえて運搬中、
パイプにつまずきよろめいた。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 内装材の人力運搬
《ヒヤリ・ハットの状況》 建設工事において、内装材の入ったダンボール箱をかかえて運搬中、通路に放置されたパイプにつまずいてよろめいた。
《原因》 ・前が見えないほどの大型のダンボールを手運搬している。
・運搬通路にパイプを放置している。
《対策》 整理整頓を行い、運搬作業前に運搬通路の安全を確認するとともに、前が見えるような運搬用具を使用する。
転倒

クレーンで足場用鋼管を搬送中、転倒しそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 玉掛け運搬作業
《ヒヤリ・ハットの状況》 長尺の足場用鋼管を、数十本まとめてつり上げて搬送中に、荷が回転しそうになったので、介添えロープを引いたとき、ロープが抜け落ちて転倒しそうになった。
《原因》 ・長尺のバラ物を、クレーンで運ぶ時の玉掛け方法、及び介添えロープの取付けについての知識が不足している。
・バラ物が抜け落ちないような緊縛する玉掛け方法(上図参照)が取られていない。また荷の動きで緩みの発生する状態のつり荷に介添えロープが巻き付けられている。
《対策》 長尺のバラ物の玉掛けは、あだまきつりなど荷が抜け落ちない方法で行い、介添えロープも荷に緊縛する。
飛来・落下

ワイヤーが切れ、鋼材が落下した。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 荷降ろし
《ヒヤリ・ハットの状況》 基礎工事の資材置場において、H鋼材2本をクレーンで吊り上げトラックの荷台に移す作業を行っていたところ、鋼材を吊っていたワイヤーが切れて落下した。
飛来・落下

ガウジング飛沫が他の作業者の顔に当たりそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 ガウジング作業
《ヒヤリ・ハットの状況》 鉄構造物の熔接加工部分を補修するために、ガウジング飛沫の飛散防止板を設置して、ガウジング作業をしていた。
飛散防止版は、溶接用電気コードをまたいで置かれていた。
溶接用電気コードを片づけるため、飛散防止版を動かした時にガウジング飛沫が作業服に飛散してきた。
《原因》 ・飛散防止板を設置するときに溶接用電気コードをまたいで設置した。
・溶接用電気コードを作業場の中に自由に引いている。
・飛散防止板を動かすときに、ガウジング作業者に声掛けしていない。
《対策》 ・ガウジング作業開始時に、周辺の片付けを行い、飛散防止板の位置を定める。
・溶接用電気コードは、作業場で邪魔にならないようにコードを引く。
・作業中の周辺に接近するときは、必ず声掛けして相手の対応を確認してから、接近する。
激突・激突され

クレーン作業中につり荷が作業者に激突しそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 クレーンによる資材運搬作業
《ヒヤリ・ハットの状況》 木造家屋建築工事において、トラックに積んだ木造建築用の資材を、クレーンを使い地上の資材置き場に下ろす作業中、つり荷が揺れながら旋回したため、玉掛け作業者に激突しそうになった。
《対策》 クレーン作業で地上にいる玉掛け者等の作業者は、つり荷に近づかない。
つり荷が旋回しないよう支える必要がある場合は、荷にロープを結び引っ張りながら行う。
挟まれ・巻き込まれ

アウトリガーフロートの補強鋼板の調整作業中、
手を挟まれそうになった。

※厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のヒヤリ・ハット事例より引用しています。

《作業の種類》 吊り上げ作業
《ヒヤリ・ハットの状況》 鉄骨を移動式クレーンで吊り上げるため、クレーン車の位置決めを行なったとき、アウトリガー受け用補強鋼板を、アウトリガーのフロート位置に仮置きし、フ ロートを下げていたところ、補強鋼板が少し(約3センチ)ずれていたので、手で直そうと思い右手で押したと同時にアウトリガーが下がってきて、補強鋼板と フロートとの間に指を挟まれそうになった。
《対策》 クレーン車の位置決めは、初めにアウトリガーを張り出してフロートの位置決めを行ない、必要に応じて補強鋼板をその位置に設定するが、運転者と他の作業者の合図等について作業手順書に明記するとともに、安全教育で周知させる。
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